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ティバー「エボリューションシリーズ」徹底比較!
ティバーの自信作「エボリューションEL-S」は、8月に発売されてから

現在でも非常に人気の高いラバーとなっています[:!:]


当店では「ポストテナジー05」として最も評価の高い

「エボリューションMX-P」との選択で迷われている方が多いですね。


最近では、ソフトスポンジながら十分な回転力が期待できる

「FX-S」に興味を示される方も多く、エボリューション

シリーズの違いについて非常に説明する機会が多くなってきました。


そこで今回は最も比較が難しい6種類のエボリューションを徹底比較

してみましたので是非参考にしてみてください[:見る:]



まずこのシリーズは「P」と「S」系の各3種類ずつに分けられます。

「P」は「MX-P」「EL-P」「FX-P」



スポンジ硬度は左から約47.5°、45°、42.5°です。


この世代は、ドイツ製回転系ハイテンションラバーで、相手の強い回転の

かかった球に対してもスリップすることなく、強いグリップ力で

回転を掛け返すことができるノンスリップラバーと呼ばれている世代の

ラバーです。


他メーカーで言うとMX-Pと同硬度では「GF-48」「ラクザX」

「ラザントターボ」
などが同世代(第4世代)になります。


ちなみにスピード系ハイテンションから、初めて回転系ラバーが

登場した第1世代と言うと、「ファスターク」「ラクザ7」「ヘキサー」

「ヴェガ」
シリーズなど天然ゴム比率が高く、耐久性と回転力を備え

トップシートは比較的柔らかく心地良い打球感が魅力で、現在でも

多くのカテゴリーで使用されてる最も販売枚数の多い世代となります。


その最初に発売された「ヘキサー」から約4年後に、このノンスリップ系

ラバーが出始めたという感じですね[:!:]


では、このノンスリップラバー(第4世代)はすべて同じか?と

言われればそうではなく、もちろん微妙に違いは感じると思います。

しかし、「MX-P」だけは、明らかな違いを感じるのはなぜか[:!?:]


次の画像を見てください[:見る:]



上からGF48ラクザXMX-Pラザントターボですが

赤いスポンジのMX-Pだけスポンジの気泡が大きいことがわかるかと

思います。


この気泡の大きいスポンジがシートに張り感を与え、この微妙な凹凸感と

弾力のある食い込みによって更なる回転力とスピードをアップさせて

いるんだと思います[:グッド:]

また打球時の飛び出す角度がテナジー05に近いことで、ポストテナジー

としての高い評価にもなっています[:!:]


では次に「P」の比較をしてみましょう[:見る:]



上から「MX-P」「EL-P」「FX-P」の順です。

スポンジの気泡も少しずつ大きくなり約2.5°ずつソフトなスポンジに

なっています。

しかし!ただスポンジが柔らかくなっているだけではないんです[:聞き耳を立てる:]


よく見てみると真ん中の「EL-P」だけ、ツブが太くなっていることが

わかると思います[:見る:]

これにより上のMX-Pよりツブ間隔が狭くなり、トップシートは

回転寄りになり、硬く感じますがスポンジはソフトに・・・。

ここがイメージし難いところですよね。


少しのことですが、実際に擦るように打つと硬いというか、グリップが

強くなっていると感じ、フラットで打ったりパワースイングすると

スポンジが食い込み「MX-P」よりソフトになったと感じます。


ドライブするとスポンジが柔らかくなると打球時に球が前へ弾み、

グリップが強くなると上へ弾むので、回転力はそのままに打球感の好みで

選択するのがベストかもしれませんね。


画像一番下の「FX-P」はスポンジ硬度が約42.5°で、

ツブ形状も「MX-P」とほぼ同じなので柔らかく感じます。


上の2枚とは違いコントロール性能がアップし、パワースイングを必要と

しないスタイルなら、バック面や特に女性の方にはおすすめです[:OK:]


そういう方にはこのあたりが、コントロール性能を保ちながら、スピン、

スピードを最大限に引き出せている最適なラバーと言えるかも知れません[:グッド:]

是非お試しください。



次に「S」シリーズの比較をしてみましょう[:見る:]

「S」は「MX-S」「EL-S」「FX-S」の3種類。



スポンジ硬度は左から約47.5°、45°、42.5°

この「S」シリーズは、「P」シリーズよりグリップ力を強くし

更に回転力をアップさせた完全パワーヒッター用のラバーで、現在での

ドイツ製回転系ハイテンションでは最新世代のラバーになります[:!:]


トップシートは「P」シリーズのような、光沢感があって張りのある

シートとは違い「S」シリーズは重厚感があり、とにかく硬いシートです。



「S」シリーズの比較画像をみてください[:見る:]



上から「MX-S」「EL-S」「FX-S」の順で、同じくスポンジの

気泡も少しずつ大きくなり約2.5°ずつソフトなスポンジになっています。


ツブ形状は、太くツブ間隔の狭い最も回転を重視した「EL-P」に近い形状で、

「P」シリーズのようなツブの大きさや間隔の差はほとんど

ない感じです。


次にスポンジを見てください[:見る:]すぐに気付いたかと思いますが、

一番上の「MX-S」の気泡は細かく、「EL-S」「FX-S」

気泡の大きいスポンジになっています。


前の「P」シリーズ同様に「MX-S」「EL-S」の違いは

ただスポンジ硬度の差だけではなく、スポンジそのものが大きく

違うのでイメージし難いですよね・・・。


実際に打ってみると、「MX-S」より2.5°ソフトで気泡が大きい

「EL-S」の方が、より食い込み感が強く扱いやすいが、それでも

トップシートはまだ硬く感じるぐらいです。


より硬く球離れを早くしたい方には「MX-S」でしょうが、

トータルバランスでは「EL-S」の方が扱いやすいです[:!?:]


これでも硬く感じるなら「FX-S」という手も[:OK:]

スポンジ硬度が42.5°とあって、いくらトップシートが硬くても

強打するとしっかり食い込む感じがします。


グリップ感は納得できるがまだ硬いと感じる方は、この「FX-S」

の方が打球時に球が前に弾みスピード感が出る!という声も多い[:グッド:]

また、カットマンの方にもシートが硬くて切りやすく、攻撃時には

威力のあるボールが出てバランスが良いと好評です。

使う価値ありです[:グッド:]



最後に「P」「S」の比較をしてみますが、ここまで違いが理解できた

でしょうか[:?:]


とにかく大きな違いはトップシート[:!:]

光沢感と張りがあって打球時に「ピヨ〜ン」とシートの弾力を感じるのが

「P」シリーズ。


トップシートが硬く打球時に「ゴツン」という重厚感があるのが

「S」シリーズと考えてください。

「S」の方が打球感は硬く、ドライブすると打球時に球が上方向へ、

軌道は高くなります。


ツブ形状は太くて間隔が狭い方が回転重視。広ければスピード重視と

考えてください。


そしてスポンジも重要[:!:]


気泡の大きいスポンジは、よりトップシートに張りを与え

凸凹感としっかり食い込んで弾く強いその弾力性が回転力と

スピードを生み出します。


ドライブは硬度が硬ければ打球時に球は上へ、柔らかければ前へ弾みやすい。

これで何となく比較のイメージできますか[:?:]


最後に最も質問も多く、比較し難いのがやはりこの人気の2枚[:!:]

「MX-P」「EL-S」です[:汗:]

 


以前、スタッフ「はまちゃん」にこの比較をしてもらいましたが、

今回はティバー契約選手!スタッフ中本(ペンドラ)に「EL-S」を試打して

「MX-P」と比較してもらいました[:!:]


*「EL-S」の使用感です。

・フォア打ち(軽打)

軽く打ってもかなり弾みを感じる。

台から離れた方が打ち易い。


・強打(ドライブ)&ミート打ち

飛び出し角度が低いのでスピード感がある(ドライブ)。

前陣でのカウンターはかなり難しく感じる。


・球の軌道

「EL-S」の方が飛び出し角度が低く、「MX-P」の方が

弧線を描き易い。

*軌道はグリップ力よりスポンジ硬度の方が影響する。


・台上

フリックはやり易い。

ストップやツッツキは浮き易い。


・その他感想

「MX-P」に比べて力を感じない(力が伝わり難い)。

それが回転力につながっていると思います。

シェークハンドだと重量での助けがあるので回転がかかると思いますが

全体的には中陣向きのラバーだと思います。

以上参考にしてください。


さて長々と書いてきましたが[:汗:]ラバーはシート、粒形状、スポンジ、

硬度など、僅かな違いで大きな差が生まれます。

今回は6枚の比較ではありますが、他メーカーを含むとこれに近いラバーが

まだまだ数十枚も存在するわけですから、用具選びは大変です[:汗:]


今後も少しずつ色んな比較を行いますので、皆さんの用具選びの参考に

していただければ幸いです[:楽しい:]


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